リート躍進、2025ランキング

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投資の世界では日本株や米国株ばかりが脚光を浴びますが、2025年は久々にJ-REIT(不動産投資信託)が躍動しました。長年、「割安だが上がらない」と言われて日陰に置かれていましたが、2025年はついに底上げが始まり、終わってみれば年間で2割を超える上昇になりました。

総合的な値動きを示す東証REIT指数は2025年末が前年比21%高の2013。4年ぶりの上昇となりました。

本来、金利が低いと買われるのですが、長期金利が上がる局面で上昇力が強まったのが昨年の特徴です。主因は好調なオフィス市況。J-REITが保有する物件の4割近くはオフィスで、2025年はほぼ1年を通じて空室率が低下を続けました。地価全般に上がっていることも理由ですし、世界的に日本の不動産が割安に置かれていることも追い風になったと思われます。参考になる記事を挙げておきますのでご一読ください。

<日本のREITが堅調、米豪しのぐ伸び 金利高でも賃料収入拡大>

日本のREITが堅調、米豪しのぐ伸び 金利高でも賃料収入拡大 - 日本経済新聞
日本の上場REIT(不動産投資信託、J-REIT)が堅調だ。国内金利の上昇という逆風が吹くなかでも、オフィス市況の好転や資本効率の改善が相場の回復を促している。物件取得など積極的な成長戦略を背景に今後も成長が続く可能性がある。一方、軟調が続...

もっとも、不動産オーナーにとっては全般の市況だけでは物足りないでしょう。というわけで、特別に2025年騰落率ランキングを算出してみました。全銘柄と東証REIT指数を比較できるように並べています。

ランキングをみると猫も杓子も上がっているというわけではなさそうです。ポートフォリオ属性ではオフィスというよりは住居なども保有する総合REITの好パフォーマンスが目立ちます。 銘柄選びのポイントなども言及したいところですが、今回はここまでとしましょう。折をみてREITの選び方、ポートフォリオの組み方についてつぶやきたいと思います。

著者・監修者プロフィール

田中彰一 (たなかあきかず)
田中彰一 (たなかあきかず)
日本経済新聞社 コンテンツプロデューサ-兼アセットリード物件オーナー

●1989 年入社、証券部配属。東証や日銀、NY駐在など主に金融・資本市場担当。
BSテレビ東京「日経モーニングプラスFT」、日経CNBC「昼エクスプレス」コメンテーター
テレビ解説のほか日経電子版開発、コラム執筆など「話す」「創る」「書く」の三刀流をこなす。
CFP®、1種証券外務員、シニアプライベートバンカー、宅地建物取引士。
●奈良出身。趣味は世界遺産巡り(現在43カ国・地域歴訪)、大型バイク、ドローン、ゲーム、競馬
●最新刊「50 代から輝く!『幸福寿命』を延ばすマネーの新常識」(日経出版社)など著書多数。