「お金の話ばっかりしちゃダメですか?」#マネバナ
今回のマネバナは「人生の3大支出」の話です。一般的に「人生の3大支出」とは、『住宅購入資金』『教育資金』『老後資金』の3つになります。近年のライフスタイルの多様化による変化も踏まえながら説明します。
①住宅購入資金
マイホーム購入にかかる費用です。土地や建物の購入費用、諸費用、住宅ローン金利などが含まれます。近年は住宅価格の高騰により、より大きな負担となっているケースが多いです。
住宅購入資金は、多くの人にとって生涯で最も大きな支出の一つです。住宅を購入することは、安定した居住環境を確保し、将来の安心感を得るために重要です。しかし、最近では結婚しない人や子供を持たない夫婦など、従来の家族構成や住宅所有に対する価値観も変化しています。住宅価格の高騰で購入を断念せざるを得なかったり、あえて賃貸住宅を選択し続ける人も増えており、自己所有の住宅に対するニーズの多様化が進んでいます。
②教育資金
子供を学校に通わせるために必要な費用です。幼稚園から大学までの学費、塾や習い事の費用などが含まれます。近年は教育費の高騰が著しく、将来の教育資金確保への不安が強まっていると言われています。
教育資金には、学校の教育費用だけでなく塾や習い事などの費用も含まれます。最近では、教育の必要性や資格取得の必要性も高まり、教育への投資がますます重要視されています。大学や大学院をはじめ、各専門分野の専門学校や海外留学など、子供が選べる選択肢も広がっており、希望する道を進めさせてあげるためには多額の費用が必要となります。
③老後資金
老後の生活を支えるために必要な費用です。少子高齢化の影響もあり、公的年金だけでは生活が難しい場合が多く、年金制度や社会保障制度の不安定性や格差も注目されています。
人生100年時代と言われる昨今では、平均寿命の延びによって、老後の生活費や医療費、介護費などの負担はさらに増大しています。ゆとりのあるセカンドライフを送るためには、各々が不足分を自助努力(個人年金や積立金、投資など)で準備していく必要があります。
多様化するライフスタイル
近年では、結婚しない人や結婚しても子供を作らない夫婦も増えています。また、賃貸住宅で引っ越しを繰り返す方が合っていると考える人も多いでしょう。このようなライフスタイルの多様化により、「人生の3大支出」も変化しています。
「人生の3大支出」は、人生における大きな買い物です。しかし、必ずしも全ての人にとって必要というわけではありません。あくまでも一つの指標であり、個人の状況に合わせて柔軟に考えることが大切です。自分のライフスタイルや価値観に合わせて、必要な金額を見極めるようにしましょう。
著者・監修者プロフィール
- とある企業に勤めるサラリーマンで浪費家の妻と娘を支えるしっかり者。一見厳しそうだが大好きな娘と妻には非常に甘い。ママにどんどん似ていくアセリーナを心配しており、お金について勉強させたいと思っている。
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