2019.11.15
不動産投資

医師は不動産投資の失敗が多いって本当?高属性の人ほど要注意!

(画像=SUPERMAO/Shutterstock.com)
(画像=SUPERMAO/Shutterstock.com)
「医師」は簡単になることができない職業であり、高収入というイメージがあります。安定的に高い収入があるということはローンを借りる際にも有利なので、不動産投資において医師は有利な職業といえるでしょう。

ところが、有利な属性の医師が不動産投資に参入したものの思うように利益を上げられず撤退してしまうケースや、ローンの返済が滞ってしまうケースもあるのです。

収入が高く、それゆえに属性が高いという恵まれた立場にある医師が不動産投資で失敗してしまうケースがあるのはなぜなのでしょうか。その理由と医師特有の事情について解説します。

医師は不動産投資に失敗しやすい?

不動産投資は、投資である以上、もちろん元本保証ではありません。医師でなくても、成功する人もいれば失敗する人もいます。

その中で医師の失敗例がクローズアップされるのは、医師特有の「失敗しやすい理由」があるからです。ここからは、その理由について解説します。

なぜ「医師+不動産投資」なのか

医師のところには、日々多くの投資話が舞い込んできます。収入が高く十分な資金があるというイメージがそうさせるのだと推測できますが、その中には不動産投資への勧誘も多くあります。

その理由は、高収入なので自己資金を用意しやすいことと、「属性が高い人」と見なされ、ローンの審査に通りやすいからです。収入が高く審査に通りやすい人は、不動産投資を始めるにあたっての最初の関門をクリアしているため、不動産会社にとっては優良な顧客です。

医師は不動産のプロではない

属性が高い医師は不動産投資を始めるのに有利とはいえ、医師は医療のプロであり、不動産のプロではありません。しかし、大学受験でも最難関と言われる医学部に合格し医師免許を取得した人たちなので、知識レベルが高いことは間違いありません。そのため不動産投資に対しても多少知識を得れば優位にすすめられるのではないかと医師本人も考えてしまう可能性があります。

このように「条件が整いすぎていること」が、かえって落とし穴になってしまうことがあります。

医師が不動産会社からの提案内容を見て、それほどリスクの高い投資ではないと判断したものの、実はそれが優良物件とは程遠い物件で、利益を上げるどころか損をしてしまうという事例は少なくないのです。

金融機関は不動産投資に対して融資する場合、「物件そのもの」の評価と「人」の評価を精査して、融資するかどうかを判断します。
物件そのものの評価は金融機関でも異なりますし、時期によっても変わります。評価方法として一般的なものとしては「収益還元法」と「積算法」があります。
収益還元法はその物件の「稼ぐ」ポテンシャルを評価します。例えばエリアによってキャップレートの基準を設け、「〇〇区のRC、築〇年なら〇%」などと評価します。
積算法は土地は路線価に面積を掛け、建物は構造ごとに単価を設定して延床面積を掛け、経年による減価を加味して評価します。

また、「人」の評価は購入検討者の給与や預貯金などの資産を見て判断します。

平均的な所得の人ではローン審査が通らず、投資を断念するような「物件評価」の物件でも、所得が高く、資産を所有している傾向がある「医師」の場合、総合的に判断して融資が実行されるケースがあります。
そのようなケースで、購入後にトラブルがあり、不動産投資で損失を出す「医師」が時にいるようです。

属性が良く、金融機関からの評価が高いがゆえに、融資が実行されて失敗してしまうということです。

「医師+不動産投資」を成功に導くために

高属性という有利な条件でありながら不動産投資で失敗してしまうことがないよう、注意すべき点を解説します。

最も重要なのは、医療のプロであり知識レベルの高い医師といえども不動産については最初は素人です。。書籍やセミナー、あるいは信頼のおけるプロの不動産業者との関係値作りなどを行い、自身で判断できる不動産投資の知見をインプットしましょう。また、最初は自分の判断を過信することなく、セカンドオピニオンとして相談できる他の不動産会社を医師のコミュニティで紹介してもらうなど、少なくとも2人以上の「プロの意見」を仰ぐようにしましょう。

また、属性の高さゆえに高額のローン審査にも通りやすいのですが、収入や手持ち資金とのバランスを考えて、無謀な借り入れをしないようにすることも大切です。高収入といっても無限に資金があるわけではないことも、あらためて認識しておくべきでしょう。

こうした点に留意して臨めば、高属性という武器を大いに活用して不動産投資を成功させることができるでしょう。大切なのは、自分を過信することなく、謙虚な姿勢を持つことだといえます。

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