2020.7.27
資産運用

米国企業の高い収益力を資産運用に生かす米国株ETFの魅力と銘柄紹介

(画像=stockwerk-fotodesign/stock.adobe.com)
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新型コロナウイルス感染拡大による影響で、2020年2月中旬~3月中旬にかけて世界中の株式市場が大暴落しました。これは「コロナショック」とも呼ばれ、2008年のリーマン・ショックほどのインパクトを与えました。しかし2020年4~6月にかけて世界各国の株式市場は回復基調となり、特に米国株の堅調ぶりが目立っています。株価の回復は各国中銀の大規模な買い支えによる影響も大きいと見られています。

こういった状況下でも投資先として魅力があるのが米国ETF(上場投資信託)です。米国ETFは低コストかつ長期運用であると、多くの投資家が「勝ちパターン」になれるといわれています。本記事では米国株ETFの基本と魅力を紹介します。

世界一の経済大国、米国株の魅力

アメリカが世界一の経済大国であることは、誰もが疑わない事実です。アメリカ経済にはGAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)に象徴されるように、高い収益力と成長性を持った企業が多数あります。2020年5月にはGAFAMの5社だけで、日本の東証1部企業約2,170社の時価総額を上回るほどの勢いとなっているのです。

これだけ高い成長力がある米国株に投資をしている人は、株価の上昇による恩恵を受けることができたでしょう。米国の代表的な株価指数「S&P500」は2010年ごろ1,000ポイントでしたが、2020年にかけて株価が右肩上がりに成長し2020年7月時点で3,000ポイントを超えています。つまり2011年にS&P500指数と連動するETFを購入した人は、それだけで資産を約3倍にできたことになるのです。

リスクを抑えながら米国株に投資できるETFとは?

こうした米国株全体の成長力に投資するには、個別銘柄よりも株価指数に投資をするのが有効です。ダウ平均株価やS&P500といった指数はいずれも右肩上がりの成長を続けてきたため、それぞれの指数連動型ETFを保有することで米国株の成長力を味方につけることができます。運用対象は米国株ですが、実は日本国内にもこうした指数と連動するETFがあることをご存じでしょうか。

例えば、以下の銘柄はいずれも米国株の株価指数と連動しています。

【ダウ平均株価連動型】
ダウ・ジョーンズ工業株30種平均<1679>
ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価(円換算)<1546>

【S&P500連動型】
S&P500指数<1547>
S&P500指数<1557>

これらはすべて東証に上場されているETFのため、証券会社の口座があれば簡単に売買ができます。しかし米国株の指数に投資をするのであれば、手数料の安さや運用規模の大きさにおいて本家米国に上場されているETFのほうが圧倒的に有利です。例えば、先ほど紹介したダウ平均連動のETF<1679>は経費率が0.55%(税込み)となっています。

一方、米国版のダウ平均連動型ETFであるDIA(Dow Jones Industrial Average)は経費率が0.16%です。約3.4倍の差があるため、証券会社の口座から購入できるのであれば米国版のETFに投資することをおすすめします。

目的別米国株ETFの銘柄紹介

ここでは代表的な米国株ETFについて目的別に紹介します。「株式市場全体の成長力に投資をするタイプ」「高利回りを狙って投資ができるタイプ」の2種類に分類しました。

【指数全体への投資】

・SPDRダウ工業株平均ETF(DIA)
日本人投資家にとって最もなじみの深いダウ平均株価と連動するETFです。

・S&P500(VOO)
先述したように2010年から約3倍に成長しているS&P500と連動するETFです。ダウ平均は30社ですが、こちらは500社なので分散投資効果も高くETF本来が持っているリスクヘッジ能力の高さも魅力です。

・ナスダック(QQQ)
ナスダック市場の株価指数と連動するETFで、IT企業を中心にベンチャー企業が多く上場しています。IT巨人のGAFAMが上場している市場のため、GAFAM全体に投資する効果も得られます。

【高配当型】

・VYM
高配当銘柄を中心に運用する一方で、成長力のある銘柄が多く組み入れられているETFです。約400社で運用しているため、高い分散効果も得られます。

・HDV
高配当を出すためには財務体質が健全でなければならないという考え方のもと、「支払い能力」に重点をおいた銘柄選定で高配当を維持しているETFです。

・SPYD
米国株の指数に組み込まれているS&P500の中から配当利回りの上位70社程度を機械的にピックアップして均等配分で運用をしているETFです。VYMとHDVよりも高配当であることを重視しているのが特徴です。

ポートフォリオの一つに米国株ETFを検討しよう

コロナ禍で世界の経済状況に不安が残る中、より一層、安定した資産形成を考える必要があります。その中で国内への投資にとどまらず、米国株など世界の堅調な銘柄をポートフォリオに加えることを検討することも大切です。

国内で販売されている銘柄や投資信託でも海外へ投資できる商品はありますが、比較的経費率が低い米国ETFも注目してみてはいかがでしょうか。

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