2020.1.14
資産運用

配当利回りから優良銘柄を選定!配当利回りが高い個別銘柄10選

(画像=Jirsak/Shutterstock.com)
(画像=Jirsak/Shutterstock.com)
投資は、「楽しみ」としての投資と「仕事」としての投資という側面があるのではないでしょうか。例えば個別株式を選択し、それが狙い通りに値上がりするのは気持ちの良いものです。自分の考えが的中するとさらに次を狙いたくなります。これがいわゆる「楽しみ」としての投資です。

もう一つの「仕事」としての投資は、淡々とお金を得るものですから決してわくわくするものではないのかもしれません。しかし長期保有をすることである程度の確率でリターンを得ることができます。個別株投資でいえば配当狙いです。今回は、東証1部に上場している株式の配当金状況や注意点、配当利回りの高い銘柄などについて解説していきます。

配当を得るためには

株式の個別銘柄を見る前に配当を受けるために必要な条件を見ていきましょう。まず配当をもらうためには、対象銘柄の権利確定日時点で株主になっていることが必要です。言い換えると権利確定日だけ株主になっていれば配当と会社および株数によっては株主優待がもらえることとなります。

日本の多くの会社は3月末日が決算です。会社の3月末の株主を確定するために会社は権利確定日を設定しています。例えば2020年3月決算の会社は、2020年3月31日(火)が権利確定日です。ただし3月31日に株式を購入しても配当はもらえません。

なぜなら権利確定日に株主になるためには権利付最終日に株式を購入しておく必要があるからです。権利確定日を含んだ3営業日前が「権利付最終日」になります。つまり2020年3月31日(火)の3営業日前となる2020年3月27日(金)に株式を保有している必要があるのです。

ただし権利付最終日の翌営業日は権利落ち日となるため株価は大体下がります。このことを踏まえてバイ・アンド・ホールド戦略をとり中長期投資で考えることが必要です。

東証1部企業の配当金の状況

東京証券取引所が発表した2019年3月短信決算(連結)によると配当金総額は全産業1,346社で約9兆6,128億円、対前年比約10.12%増でした。これは企業の好調な業績と株主重視の傾向が反映しているものと考えられます。

東証1部上場の2019年3月末の単純平均配当利回りは、1.88%です。そのためもしこの配当水準の個別株式を100万円分保有した場合、年1万8,800円(税引き前)を受け取ることができます。

一方、日銀のマイナス金利政策によりメガバンクやゆうちょ銀行の普通預金金利は0.001%、定期預金は0.01%です(2019年11月12日時点)。一般預金は1,000万円と利息分までは預金保険機構により元本が保証されているため単純に比較はできませんが、株式からの配当のほうが圧倒的に有利な状況といえるでしょう。

高配当銘柄を選択するうえの注意点

預貯金と比べると圧倒的に有利な株式配当ですが銘柄選択は十分慎重に行う必要があります。なぜなら会社の業績悪化により減配になったり場合によっては無配当になったりする可能性があるからです。

このような状況を避けるため、単に配当利回りが高い銘柄をランキング上位から選ぶのではなく配当状況や収益の安定性を考えたうえで銘柄選定することが大切です。具体的な注意点は以下の2点です。

・注意点1:「タコ配」銘柄を避ける
タコ配とは、飢えたタコが自分の足を食べる様子になぞらえた表現で、配当原資である利益が出ていないにもかかわらず無理やり配当を出すことを指します。すなわち今期は業績が芳しくなくても過去の蓄積資産を食いつぶして配当に回す「1株あたりの配当額」>「1株あたりの利益」という状態です。

このような銘柄は魅力的に見えますが、突然無配当になったり株価が暴落したりする可能性があるため注意すべきです。

・注意点2:過去の配当を確認する
利益変動が大きな銘柄では、直近の配当金が好業績によりたまたま高額だった可能性があります。また記念配当など一時的に配当金を増額している場合もあるでしょう。そのため過去数年の配当実績をさかのぼり、今後も継続して同じ水準で配当ができるのか確認することが必要です。

2019年10月末時点で配当利回りが高い企業10選

会社の規模と信用性を考察したうえで東証1部上場銘柄のうち次に来る決算期ベースで配当利回りの高い順にランキングしてみました。

【2019年10月終値ベース東証1部上場銘柄 高配当利回りランキング】
順位 コード 名称 終値 決算年月 1株配当 配当利回り
1 6810 マクセルホールディングス株式会社 1,500 2020年3月 286 19.07%
2 8103 明和産業株式会社 582 2020年3月 56 9.62%
3 7224 新明和工業株式会社 1,337 2020年3月 87 6.51%
4 6615 ユー・エム・シー・エレクトロニクス株式会社 478 2020年3月 30 6.28%
5 2914 日本たばこ産業株式会社 2,456 2019年12月 154 6.27%
6 6306 日工株式会社 664 2020年3月 40 6.02%
7 6032 株式会社インターワークス 517 2020年3月 30 5.80%
8 7201 日産自動車株式会社 689.4 2020年3月 40 5.80%
9 9434 ソフトバンク株式会社 1,485 2020年3月 85 5.72%
10 8304 株式会社あおぞら銀行 2,791 2020年3月 156 5.59%
(出典:Yahooジャパンファイナンスから抽出・作成)
注1 終値は2019年10月31日現在
注2 1株配当および配当利回りは会社予測ベース

権利付最終日に注意して配当利回りの高い銘柄へ投資しよう

個別株式の銘柄選択を配当利回りという視点から見ていくと値上がり益狙いの場合と異なる銘柄となるかもしれません。配当金をもらうためには権利付最終日に株主となっておくことが必要です。銘柄を選定する際は目先の配当利回りだけでなく「タコ配でないか」「過去の配当状況」などについても確認しておきましょう。

楽しみとしての投資と仕事としての投資を区別しながら銘柄選択をしてみてはいかがでしょうか。

※本記事に記載されている内容は投資を勧誘するものではありません。実際に投資を行う際にはご自身の責任のうえご判断いただきますようお願いいたします。

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