2019.12.25
資産運用

投資信託による運用の大本命、インデックスファンドの魅力と活用法

(画像=kenary820/Shutterstock.com)
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貯金だけではなく投資にも目を向けるべきという風潮が高まる中、少しでもリスクを抑えながら資産増を狙う手法として投資信託への注目度が高まっています。この流れに大きな影響を与えたのは、何といっても金融庁の諮問機関が2019年6月に発表した報告書に記載されていた「老後2,000万円不足説」です。

誰もが薄々感じていた不安を国が認めた形になってしまったため、後になって撤回されたものの多くの人の脳裏に刻み込まれたのではないでしょうか。老後資金を構築するために投資信託が注目されているのは、「iDeCo」「つみたてNISA」などの税制優遇措置が投資信託での積み立てを想定していることも関係している可能性があります。

そんな投資信託の中でも大本命とされているのが、インデックスファンドです。そこで今回は老後に向けての資産形成に役立てるために必要な情報として、インデックスファンドとはどういった商品で、どんなメリットやデメリットがあるのかを解説します。

インデックスファンドとは何か

「インデックス」とは平均株価や株価指数、商品価格指数といったように、それぞれの金融商品が取引されている市場の指数のことです。こうしたインデックスと連動するように運用されている投資信託が、インデックスファンドです。

例えば、日経平均株価と連動するインデックスファンドであれば、日本の主要225銘柄への投資をしているのと同じ効果が得られます。個別の銘柄については何を買えば良いか分からない人であっても、日本株全体の見通しを立てることならできるという人はいると思います。そんな人はインデックスファンドを購入することで、「日本株全体への見通し」を投資行動につなげることができます。

なお、インデックスファンドの中には証券取引所に上場されているものもあります。上場されているものはETFと呼ばれています。

インデックスファンド投資のメリットとデメリット

インデックスファンドのメリットとデメリットを、簡潔に確認していきましょう。

【インデックスファンドのメリット】
・投資初心者でも値動きが分かりやすい
・ファンドを購入するだけでリスク分散効果が得られる
・手数料が安い(特にETFはさらに安い)
・株式市場などマーケット全体の成長を資産増につなげられる

【インデックスファンドのデメリット】
・リスク抑制重視の投資手法なのでハイリターンは期待しにくい
・簡単で人任せであるがゆえに投資スキルはあまり磨かれない

リスク分散効果が高く簡単かつ手軽なことが大きなメリットなので、その裏返しで高い収益性は見込めないことなどがデメリットです。

伝説の投資家、ウォーレン・バフェットの言葉に学ぶインデックス投資

ウォーレン・バフェットといえば株式投資家として巨万の富を手にした伝説的な人物です。同氏は自らが記した「株主への手紙」において自分の遺産の運用方法について管財人にある助言をしています。その助言とは「遺産の90%をS&P500と連動するインデックスファンドで買うべき」というものです。S&P500とはアメリカの代表的な株価指数でアメリカ株が成長することによりそのインデックスであるS&P500の指数も上昇します。

実際にバフェットの助言の結果はどうだったのかを検証してみましょう。2009年初頭、S&P500は750前後を推移していましたが、2019年10月には2,900を突破しており実に4倍近い成長を見せています。リーマンショック後の株価が低迷した時期と比較していることには懐疑的な意見もあるかもしれませんが、世界規模の金融危機の後も安定して成長しているところを見ると、ウォーレン・バフェットの助言は的確であるといって良いでしょう。

インデックスファンドによる資産運用のコツ

インデックスファンドを活用した資産運用を始めるのは、とても簡単です。日本株であればTOPIXや日経平均株価、アメリカ株であればS&P500やダウ平均株価といったように、今後成長を見込むことができるインデックスを選び、それらと連動する投資信託やETFを購入するだけです。理想的なのは積立投資で、毎月同じ金額を積み立てながらインデックスファンドを買い増していくことで価格変動のリスクを分散することができます。

安定性や安全面を優先するなら先進国のインデックス中心にファンドを保有するのも良いでしょう。また大きな上昇余地を狙うのであれば新興国株式などのインデックスファンドに投資をしてみるといった方法も選択可能です。目的に応じて積み立てるインデックスファンドの内訳を考慮することで自分に合った資産形成の方向性を組み立てることができます。

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