2019.12.2
資産運用

サラリーマンの資産運用 初心者の失敗の原因と対策

(画像=Jirsak/Shutterstock.com)
(画像=Jirsak/Shutterstock.com)
資産運用・投資の経験が浅いうちは、知識や経験が少ないために大きな失敗をする可能性もあります。しかし失敗を恐れてばかりいてはいつまでたっても経験値は増えません。そこで今回は代表的な資産運用の株投資・不動産投資・投資信託の失敗の原因と対策について解説します。

「株投資」初心者の失敗パターン 原因と対策

「株投資」初心者の主な失敗の原因は以下のようなことが多い傾向です。

・1銘柄に集中投資してしまう
・手持ち資金を一気に使い切る
・特定の銘柄に固執してしまう
・話題の株に乗ってしまう
・信用取引へ安易に手を出す
 など

上記の失敗する原因の逆の行動をすると株投資の成功率を高めることが期待できるでしょう。つまり「分散投資を心がける」「少しずつ買い増しを行う」「自分で決めたラインを超えたら速やかに損切りする」といった具合です。上記のうち破たんしてしまうような致命的失敗の原因は最後に挙げた「信用取引でしょう。

信用取引とは証券会社へ預けた保証金の約3.3倍までレバレッジをかけて売買することができる株取引のことです。しかし金融危機や大災害、主要国同士の対立などによって一夜にして株価が暴落することもあります。そんなとき信用取引を行っていると元手の多くを失うばかりか保証金維持率を割り込むと追加の保証金が必要になる場合もあるのです。

そのため初心者の段階は身の丈以上の信用取引を行うのは避けたほうがよいでしょう。経験値が積み上がり、どこかの段階で信用取引にチャレンジするときもレバレッジ率を下げて追い証ラインに余裕をもたせることが大切です。

「不動産投資」初心者の失敗の原因と対策

安定的な資産運用がしやすいといわれる不動産投資にも失敗例はあります。「不動産投資」初心者の失敗の原因は以下のような内容です。

・高利回りというだけで地方の物件を買ってしまう
・不動産投資のカテゴリ別のメリット・デメリットを理解していない
・業者のセールストークを鵜呑みにして自分で情報収集をしていない
・サブリース(家賃保証)を理由に一棟物件を買う
 など

高利回りということはリターンが高いだけでなく大きなリスクがある可能性が高いということです。また不動産投資には「区分」「一棟」「中古」「新築」などのジャンルがありますが、その中から自分に合うものを選ばないとミスマッチになりかねません。上記のうち致命的な失敗になりやすいのは「サブリース(家賃保証)を理由に一棟物件を買う」ことです。

2018年に経営破たんした女性向けシェアハウスを企画・運営していたスマートデイズなどは一例になります。債権者711人のうちサブリース付の一棟物件を購入したオーナーは493人、オーナー債権額はトータルで1,014億円以上(オーナーひとり当たり平均2億円以上)でした。サブリースは一定の空室リスク緩和にはなりますが、入居率が悪ければ契約の見直しもあります。

そのためサブリース会社が破たんするリスクもあるため注意が必要です。不動産投資で失敗しないためには、サブリースありなしにかかわらず、まずは区分マンション1室などの小さな規模からはじめることがよいでしょう。経験値を積み重ねながら戸数を増やしていくのが賢明です。

「投資信託」初心者の失敗の原因と対策

資産運用の中では、ローリスクといわれることの多い投資信託でも失敗はあります。2019年1月に金融庁が発表した「販売会社における比較可能な共通KPIの傾向分析」によると投資信託を購入した個人客の46%が運用でマイナスでした。「投資信託」初心者の失敗の原因は次の通りです。

・金融機関の推奨する銘柄を疑いもなく買う
・売り買いを頻繁に繰り返し手数料がかさむ
・高分配金ファンドを選んでしまう
・話題になっている高値のファンドを選んでしまう
 など

投資信託の中で特に要注意なのが高分配ファンドです。このタイプは分配金に元本払戻金が含まれていることもあり、タコが自分の足を食べているように自身の元本を食いつぶしていることから「タコ足分配」といわれます。また株式型債券や低格付けの債券狙いの投資スタイルは値動きが激しい傾向です。安定運用を重視するなら「先進国債券型」を選ぶのが一般的といえるでしょう。

どの資産運用を選択しても基本は同じです。初心者のうちは、安定性の高い銘柄やジャンルを選び小さな規模にとどめることや経験値を増やしながら規模を拡大することが重要です。

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